<短期集中連載・ハナ王 愛の劇場 真珠の嵐 1>
        いきなり投げやりですが、大正だか明治時代、
        伯爵家という家柄でありながら、手を出したあずき相場か何かの大暴落により、
        破産寸前まで追い詰められた遠山家。
        海外での資金繰りに走り回る父を屋敷で待ちながら、
        ある日、一人娘の和葉はある決意を固めました。
        「お嬢さん・・・ほんまにええんでっか?」
        長く遠山家に仕える、似合わないけど執事である大滝が心配そうに和葉の表情を伺います。
        「ええんよ・・・いつまでもお父ちゃんに慣れない海外暮らしさせる訳にはいかんし、
        あたしなんかでええって言うてくれてるんやから・・・。」
        憂いを秘めた表情で和葉が静かに微笑みます。
        取引先の一つである為、遠山家の窮地を知った、
        資産家の白鳥か白馬・・・あー、どっちでも良いや、が、
        無償で資金援助を申し出てくれたのです。
        ただしそれは、長男である任三郎だか探だかが舞踏会で一目惚れしたと言う、
        和葉との婚姻が交換条件でした。
        あのタイプはそんな交換条件が良く似合う。ファンの方ごめんなさい。
        っつーか無償じゃねえ。
        つづく


        <短期集中連載・ハナ王 愛の劇場 真珠の嵐 2>
        白鳥だか白馬だかの交換条件を飲み、
        父には知らせぬまま、任三郎だか探だか、ああ面倒くせぇなぁ、に嫁ぐ事を決めた和葉。
        父にはすべてが解決した後、
        恋をしていた、彼が好きだから嫁いだと、心とは裏腹の報告をするつもりでした。
        しかし、見るに見かねた大滝から、この話を聞いて愕然となった人物が一人、
        それは、和葉の父の知己の息子であり、和葉とも幼なじみである服部平次でした。
        彼の家もまた、大変な資産家ではありましたが、
        同時期に両親が海外に出掛けていた上に、
        和葉の父が、そして和葉自身も、服部家に余計な心配をかける事を嫌った為、
        大滝に知らされるまで、平次は和葉の家の窮状を知らなかったのです。
        それはそれでボンクラですね。
        つづく


        <短期集中連載・ハナ王 愛の劇場 真珠の嵐 3>
        「和葉!! お前!! 白鳥だか白馬だかと結婚って何やねん!!」
        恐ろしいまでの形相を浮かべた平次が、遠山家に乗り込んで来ます。
        「・・・あの人が好きなんよ!!」
        展開速いな。
        ウチの和葉はもちろん平次が好きなのですが、
        幼い頃からの自分の気持ちが一方的なものだと考える和葉は、
        家がこんな状況になってしまった今は殊更、
        自分の気持ちは隠し通すべきだと考え、
        また、平次の怒りが家の事情を黙っていた事のみにかかるものだと思い、
        余計な事を言う必要はないと、本心とは逆の言葉を告げました。
        「・・・・・・!!」
        原作25巻収録作品とはまた違う、平次の怒り、です。
        ウチの平次はもちろん和葉が好きなのですが、
        幼い頃からの自分の気持ちが一方的なものだと考える平次は、
        資金援助を申し出てくれた白鳥だか白馬だかに、
        和葉が恋心を抱いたと思ってしまったのです。大滝から何を聞いたんだお前は。
        そうして、平次は無言のまま携帯電話を取り出すと、何事か話し出しました。
        ちょっと待て、この時代に携帯って何だ。
        つづく


        <短期集中連載・ハナ王 愛の劇場 真珠の嵐 4>
        「和葉。」
        電話を終えた平次の、冷たい声が響きます。
        「たった今、俺の金をお前の親父の会社に流させた。
        白鳥だか白馬だかに手出しはさせん。」
        「な・・・。」
        平次個人もかなりの資産を有している事は知っていましたが、
        あまりの展開の速さに、和葉は声も出ません。
        そんな和葉を見下ろしたまま、平次の言葉が続きます。
        「せやからあいつの家はお前の家とはもう無関係、
        結婚の話は別や言いたいかも知れんが、そうはいかん。
        お前は今から、金と引き換えに俺の物や!!」
        ドギャーン!!
        落雷が鳴り、窓ガラスが割れ、ビロードのカーテンがばたばたとはためきます。
        ついでに薔薇を生けた花瓶も床に落ちて割れました。
        昼ドラとはそういうものなのです。
        つづく


        <短期集中連載・ハナ王 愛の劇場 真珠の嵐 5>
        数分後、大滝に大まかな事の成り行きを告げた平次は、
        和葉を身一つで自分の家の馬車に乗せて連れ出しました。
        「・・・・・・。」
        突然の出来事に、まったく頭の回らなかった和葉ですが、
        向かい合って座り、不機嫌そうに嵐の空を見つめる平次に、おずおずと口を開きま
        す。
        「平次・・・何でこんな事・・・・・・。」
        「こんな事? 家の窮地を救ったったんや、感謝して欲しいくらいやで?
        けど俺も慈善事業はしとらんからな、お前と引き換えや。
        ・・・惚れた男に嫁げんのはかわいそうやけど、一緒に来て貰うで?」
        「それって・・・。」
        他の男との婚姻の話を持ち出した上で一緒に来いとはどういう事なのか、
        平次の心が読めない和葉が問い返します。
        けれど、そんな和葉の切なげに曇る瞳が、
        自分以外の男を想っての事だと感じた平次の口からは、
        自分ですらも驚く様な、冷たい声と言葉が飛び出しました。
        「勘違いすんなや? 俺が欲しいんはお前やない。お前の家の持つ、伯爵家の称号や。」
        「・・・っ!!」
        貴族の称号が、嫁ぎ先でどの程度の効力を発揮するのか、正直良く知りません。
        そして今は、自分で書きながらも平次に対する怒りで一杯です。
        つづく


        <短期集中連載・ハナ王 愛の劇場 真珠の嵐 6>
        馬車が行き着いたのは服部家ではなく、
        郊外に位置する、服部家の別荘の一つである、小さな白亜の洋館でした。
        日本家屋とギリギリまで悩んだのですが、昼メロと言えば洋館です。
        そうして平次は、黙り込み、ただ唇を噛みしめるだけの和葉の二の腕を取ると、
        屋敷の中へと進み、ニ階の一角にある部屋へと閉じ込めました。
        昼メロと言えば軟禁です。多分違います。
        「・・・・・・っ。」
        明かりもつけずに暗がりの中を進み、足にベッドの感触が触れるやいなや、
        和葉はその上に倒れこみました。
        泣きたい気持ちで一杯でしたが、必死に涙をこらえます。
        大好きな、幼なじみの平次。
        いつも喧嘩ばかりだったとはいえ、平次の本当の優しさは知っているつもりでした。
        けれど、今日の平次は別人の様に、和葉の心を切りつけます。
        突然の融資は本当に、貴族の称号を手にする事が出来ると踏んでの事だったのでしょうか。
        違うと、思いたい心を踏みにじるかの様に、平次の冷たい言葉が心によみがえります。
        そうして、心身共に疲れた和葉は悩めるままに、いつしか眠りの中へと落ちて行くのでした。
        つづく


        <短期集中連載・ハナ王 愛の劇場 真珠の嵐 7>
        ピチュ、ピチュチュ・・・。
        スズメの鳴き声がベタですが朝です。
        昨日の嵐が嘘の様に、晴れ渡った外からの日差しが窓から差し込み、和葉は目を覚ましました。
        そうして、覚醒した意識で部屋を見渡し、愕然とします。
        「な・・・・・・。」
        昨日は、明かりをつけぬまま眠ってしまったので気づきませんでしたが、
        和葉が閉じ込められたこの部屋は、内装から調度品に至るまで、
        高級でありながら、年頃の女の子が喜びそうな様式が施されておりました。
        ペルシャ絨毯とかシャンデリアとかそんなのな。貧乏人のあたしにこれ以上言わすんじゃねえ。
        「お目覚めでしょうか?」
        絶妙のタイミングでノックの音と声が響き、
        和葉が思わず返事を返すと、静かに扉が開き、一人の老人が姿を現しました。
        「おはようございますお嬢様。私は執事のジェイムズです。
        朝食の支度が整っておりますので、
        クローゼットの中の服にお召しかえになってから一階の大広間へお運び下さい。」
        何で突然ジェイムズさん。
        いや、この場においては若い男も若い女も邪魔なので、
        それを外して執事となると、彼しか適役がいなかったのです。パンダカー。
        つづく


        <短期集中連載・ハナ王 愛の劇場 真珠の嵐 8>
        人当たりの良い執事に逆らう訳にもいかず、
        彼に返事を返すと、ドアが閉まるのを見て、
        和葉は奥のバスルームで洗面を済ませ、クローゼットを開きました。
        「え・・・・・・。」
        今朝は驚く事ばかりです。
        クローゼットの中には色とりどりの豪奢なドレスが、
        一月では着終わる事も出来ない程に詰め込まれていたのです。
        驚く事にドレスはどれも新品で、和葉にぴったりでした。
        着物も捨てがたかったのですが、クローゼットに満杯の圧巻さはドレスならでは。
        豪華な軟禁部屋も日本家屋では限界があります。
        部屋にバスルームもつけられますし、やはり洋館にして正解でした。
        戸惑いつつも、たくさんのドレスの中から一着、
        比較的シンプルなドレスを選んで、和葉は着替えました。
        メイド服なんかも良いですが、それでは物語の方向性が変わってしまいます。
        でもひらひらのドレスが平次の趣味なのかなと思うと、それはそれで戸惑いを隠せません。
        サイズぴったりっつーのも何かエロいし、更には下着とか・・・。
        っつーか、いつ用意したの?
        あー、携帯とかかけた時、メールで。メールもありかよ。
        つづく


        <短期集中連載・ハナ王 愛の劇場 真珠の嵐 9>
        不承不承、大広間に現れた、ドレス姿の和葉を見て、
        平次は一瞬、何とも判別しかねる表情をしたものの、何も言わず、
        和葉もまた、表情や言葉を失った人形の様に、
        無表情に何の言葉も発さぬまま平次の前へと座り、
        ジェイムズの給仕を受け、朝食を取りました。
        どうやらこの別荘にはジェイムズの他に使用人はいないらしく、
        彼もまた、必要な時以外は姿を見せません。
        そうして朝食を済ませると、
        平次は図書室での調べものや書斎での仕事、
        あらゆる場所に和葉を同行させました。
        トイレ以外はなんてツッコミ封じは、ドラマ性を損ねるのでさせないで下さい。
        それにしても、着飾った和葉がいつも側にいる生活、何て素晴らしいんでしょう・・・!!
        私情が入りましたが、昼下がり、平次は庭にある薔薇園へと和葉を連れ出しました。
        洋館と言えば薔薇園です。
        つづく


        <短期集中連載・ハナ王 愛の劇場 真珠の嵐 10>
        幼い頃から一緒に過ごして来た二人ですが、
        これ程長い間一緒にいて、お互いに口をきかなかったのは初めてです。
        とうとう、業を煮やした様に和葉が口を開きました。
        「・・・何であたしの事、こないに連れ回すん?
        称号目当てなんやろ? そんならあたしの事なんて放っておいてよ!!」
        和葉の言葉と共に風が吹き、咲き誇った真紅の薔薇の花びらが舞い上がります。舞台効果です。
        その言葉に平次は舌を鳴らすと、和葉の腕を取り、自分の方へと引き寄せました。
        「なっ・・・!!」
        「欲しいのは称号だけやないって、言うて欲しいんか?」
        そのまま、平次の冷たい唇が、和葉の唇に押しつけられそうになります。
        ハナホンではあるまじき展開です。
        でもこんな話を書くと友人に言ったら、
        「ヤっちゃうの?」という、非常に直接的な質問も寄せられました。
        そこまでさせる訳ねえだろ。
        「やっ・・・!!」
        ここまでも、させる訳はなく、
        唇が触れ合う寸前、和葉の左手が平次の右頬に打ちつけられ、
        痛みに見開かれた平次の目に、和葉の涙が映ります。
        ずっとこらえていた透明な液体は、堰を切った様にその頬を伝い落ちて行きました。
        つづく


        <短期集中連載・ハナ王 愛の劇場 真珠の嵐 11>
        「かず・・・。」
        平次が狼狽した表情で何か言うより先に、
        和葉は平次の手を振り払い、屋敷の方へと駆け出しました。
        平次はと言えば、呆然と、その後姿を見送るばかりです。ヘタレ。
        和葉が屋敷に戻ると、玄関先に白鳥だか白馬だかが待っていました。展開速ぇ。
        「かわいそうに、無理矢理連れて来られたのでしょう。
        どうかこのお金を使ってあの男と縁を切って下さい。
        そしてその後は僕と一緒になってくれますね? 表で待ってます。」
        だから展開速いって。
        白鳥だか白馬だかが去った後には、平次が遠山家に融資したのと同じだけの現金が、
        唐草模様の風呂敷包みに包まれて置いてありました。唐草て。
        そうして、白鳥だか白馬だかとすれ違う様にして、ようやく平次が薔薇園から戻って来ます。
        「和葉・・・。」
        平次が何事か言うより先に、和葉は唐草模様の風呂敷包みを平次に投げつけました。
        「お金は返すわ!! 称号もあげる!! これで満足やろ!?
        せやからもう、あたしに構わんといて!!
        あんたなんか・・・平次なんか・・・・大嫌いや!!」
        和葉からの「大嫌い」の言葉、
        平次にとってすんげぇダメェジになるだろうからいつか使いたいと思いつつ、
        言う和葉も辛いだろうし、その後どうしたら良いのかわからなかったので封印してたんだけど、
        今回の平次にはこれくらい言うべきって事で、ここで使ってみましょう。簡単だなぁ。
        つづく


        <短期集中連載・ハナ王 愛の劇場 真珠の嵐 12>
        「さぞかし疲れたでしょう。
        これからは僕の家で、貴女には何一つ、苦労はさせませんからね。」
        服部家の前で和葉を待っていた白鳥だか白馬だかが、
        和葉を自分の家の馬車に乗せ、優しく語りかけます。
        しかし和葉は、その言葉にゆっくりとかぶりを振って答えました。
        「ごめんなさい・・・。
        あんな風にお金を出して頂いて、勝手な言い分やとは思いますが、
        あたしはあなたと一緒にはなれません。
        お金は一生かけても必ずお返しします。
        せやから・・・。」
        走り出す馬車の中、一生懸命言葉を紡ぐ和葉に、
        白鳥だか白馬だかは先程以上に優しく微笑みました。
        「気になさらないで下さい。貴方の悲しむ顔は僕も見たくありません。」
        妙に聞き分けが良いのは、当て馬にした挙句、
        ここでキレたりする嫌な奴にしてもなっつーのと、
        和葉に怖い思いをさせたくないからです。
        「お金の事も・・・。」
        白鳥だか白馬だかが言いかけた時、馬車の扉に何かがガンッと打ち付けられ、
        続いて、勢い良く扉が開かれました。
        つづく


        <短期集中連載・ハナ王 愛の劇場 真珠の嵐 13>
        何事かと、驚いた二人の目に、馬車に併走する、
        黒馬にまたがった鬼気迫る表情の平次が映ります。
        「君は・・・!!」
        何か言いかける白鳥だか白馬だかに対し、
        平次は唐草模様の風呂敷包みを投げつけました。
        「金は返すで!! こいつはお前には渡さん!!」
        もの凄い勢いでそう言い放つと、
        平次は白鳥だか白馬だかの横に座る和葉の腕を取り、
        無理矢理、自分の馬へと乗り移らせました。
        疾走する馬車から馬へ。昼メロは何でもありです。
        白鳥だか白馬だかは、普通は止めるのでしょうが、
        自分の申し出を受けた時から和葉の瞳の中に感じていた何かとか、
        先程断られた時の和葉の決意の裏にある何らかの感情とか、
        追いかけて来る平次を見た時の和葉の一瞬の表情とか、
        何かそういう事から和葉の平次への気持ちを読み取って、
        肩をすくめつつ、そのまま馬車を走らせて帰った事にしましょう。
        ややこしくなるから。
        つづく


        <短期集中連載・ハナ王 愛の劇場 真珠の嵐 14>
        「離して!! お金も称号も渡したはずやろ!? これ以上・・・!!」
        馬上で暴れる和葉を、平次が無理矢理抱きすくめて押さえつけます。おいしいな。
        「アホ!! 金も称号もいらん!! 俺が欲しいんはお前や!! お前だけなんや!!」
        「な・・・。」
        ハナホンではありえない平次の言葉に、和葉の動きが止まります。
        「お前が・・・あいつが好きで・・・嫁ぐ言うのが我慢ならんかった・・・。」
        でもそうとは言えなくて、金の力で側に置いた挙句、意地張って称号目当てとか言っちゃって、
        どうしたら良いのかわからないまま、離れて行くばかりの和葉の心に焦り、
        無理矢理チューしようとしたら、叩かれて泣かれて嫌われて、
        そこでようやく自分の馬鹿さ加減に気づいたっつったら遅すぎるんすけど、
        素直に自分の気持ちを伝える事だけはしようと決意して追いかけて来たので、
        この後、嫌いだと言って逃げてくれても良いから俺の話を聞いてくれ、
        みたいな事を平次に長々言わせると女々しくて気持ち悪いので、
        幼い頃から平次を良く知る和葉は、短い言葉から事情を読み取ったとかそんな感じで。
        そんでお互い告白して、幸せに暮らしたとかそんな感じで。
        ごめん、普通の創作でも書いてないのに、これ以上浪漫な展開は無理。
        あと実は、昼メロってあんまちゃんと観た事ない。
        終わり


        <当時の後書き>
        タイトルの適当さで中身は読めた事と思いますが、
        「真珠の嵐」お付き合いありがとうございました。
        大変だなぁ、あたしの頭の中。
        いや、「好きな女に好きと言えず、金の力で側に置く男」と言うのが書きたくてね。
        って、テーマからして既に問題あり。
        昔の少女漫画にはこの手の男が結構登場して
        (例・伯爵令嬢のアラン、ヨコハマ物語のバロン甲斐。)、
        あたしはそういう男が大好きなので、
        いっちょ平和でも・・・と、思ったのですが、
        どうにもこうにも服部だとムカつくばかりでした。いけない。
        でも明治だか大正時代の、伯爵令嬢和葉はお気に入りです。
        気品があって気丈で、着物もドレスも似合うんだわ〜。
        そんな和葉が四六時中傍に・・・涙出ちゃうよね。
        こういう時代とか設定とかは好きなんだけど、
        普通に書くとしたらきちんとした下調べが相当必要になると思うので、
        やはり日記ならではというか、RPG以来、久々にこの形式を・・・。
        うーん、人がどう思うか知らんけど、この反則文章はやっぱり好きだわ〜。


        <現在の後書き>
        振り返ると頭のおかしい自分ばかりがいますが、
        今でもやっぱり着飾った和葉が四六時中傍にいる事は大賛成です。