<短期集中連載・RPGの魔王は何故さらって来たお姫様に助平な事をしないのか 1>
剣と魔法が使えれば、結構楽勝という世界の西の山の頂上に、
大抵のお話のセオリー通り、一人の魔王が住んでおりました。名前は平次。
おいおいもっとRPGっぽい名前にしろよって感じですが、
面倒くせぇからこれで良いのです。
さてこの平次、縦横無尽で身勝手と、性格的にはいささか問題はあったものの、
別段人道にそれた悪さをするという事も無く、
普段は西の山で魔王とは名ばかりののん気な暮らしをしていたのですが、
ある日、何を思ったのか、突如として東の王国から、
輝くばかりの美しさと、万物に対する優しき心を持ち、
生誕の際には七人の妖精から祝福を受けたという・・・ああ面倒くせぇ、
とにかく美しいお姫様をさらって行ってしまいました。
ええと、パトカァって名前の竜か何かに乗って。
お姫様の名前は蘭。おいおいもっとRPGらしい(以下同文。)。
魔王とはいえ、東の国と西の山とは友好関係にありましたから、
あまりに突然の出来事に、東の国の人々は慌てふためくばかりでしたが、
これを聞き、烈火の如き怒りをあらわにしたのが、
蘭とは幼なじみの関係にある、勇者のシンイチール・クドンスキー、
何でここだけファンタジー風、っつーかロシア風なんだよ。
やっぱり普通に、勇者の新一でした。
彼が何故勇者かと言えば、設定上何となく。
勇者新一は東の王国で生まれ育ち、平次とも見知った仲ではあったのですが、
幼い頃から想いを寄せて来た幼なじみの蘭の一大事に、自制心のすべてが吹き飛び、
「あの野郎・・・何でもねぇ様な顔して蘭の事狙ってやがったんだな、
ただじゃおかねぇ・・・!!」
そんな言葉と共に、お城のお抱え技師である阿笠博士に飛空艇を作らせ、
おいおい話違うよ、とにかく西の山までひとっ飛び出来るブツを作らせ旅立ちました。
困った時には阿笠博士です。
っつーか、剣と魔法の世界じゃねぇのか。
つづく
<短期集中連載・RPGの魔王は何故さらって来たお姫様に助平な事をしないのか 2>
阿笠博士作のひとっ飛び出来る「何か」により、
魔王の城の眼前に広がるいばらの森にたどり着いた新一、
深く生い茂るいばらの中に、その「何か」で降り立つ事は不可能で、
ここから先は自力で進むしかありません。
「くそったれ!!」
好きなスポーツ選手が犯人だった時と同様のやるせなさを持って、
新一はいばらの森へと足を進めましたが、
魔王を守る意思を持ついばらは瞬時の内に「魔王蹴殺」の新一の思考を感じ取り、
その体を捕らえてしまいます。
「あいつが・・・あいつが待ってんだ・・・。」
告白を前に子供に戻ってしまいそうな時と同様のやるせなさを持って、
新一はいばらに捕らわれた体を動かしましたが、
新一がもがけばもがく程、いばらは新一の体に食い込んで行きます。
「やめたり。」
一部の読者にサービスになりかねない状態に、
万事休すと思った矢先、凛とした声が響き、
その声に反応する様に、新一の体は瞬時の内にいばらから解放されました。
「・・・遠山・・・。」
声のした方向を見ると、
先代魔王の右腕である、魔公爵の一人娘である妖精の和葉が、
いばら達を制する様にたたずんでいました。
ちょっと待て、遠山って何だ。
つづく
<短期集中連載・RPGの魔王は何故さらって来たお姫様に助平な事をしないのか 3>
「工藤君やないの、こんな所で何しとるん?」
工藤君って何だ。
ともかく、魔公爵の一人娘であり、平次の幼なじみである和葉は、
平次同様に、新一や蘭とも顔見知りであり、
何故かこの二人は「遠山」「工藤君」と呼び合っておりました。
「実はかくかくしかじかで・・・。」
かくかくしかじか、何と便利な言葉でしょう。
そういや何故RPGは何処に行っても言葉が通じるのでしょう、
通貨とかも一緒だし、あたしの長年の疑問です。
「な・・・・・・。」
新一から事のすべてを聞いた和葉は、あまりの事に愕然としました。
「ひ、人がおらん間にあのアホ、何て事を・・・。」
「おらんって、お前どこかに行ってたのか?」
魔公爵の館は魔王の城の敷地内にあるのです。
和葉の言葉に新一が疑問を返しました。
「ちょっと・・・ケンカして・・・。」
「またか・・・。」
誰と、と聞かずともその相手を察し、新一は呆れた声をもらしました。
何だかんだで付き合いの長い、平次と和葉のケンカは、
新一の中ではもはやお馴染みだったのです。
とはいえ、ケンカの末に家を離れるというのは、
もはや夫婦喧嘩の領域では・・・と考えた事は黙っていましたが。
つづく
<短期集中連載・RPGの魔王は何故さらって来たお姫様に助平な事をしないのか 4>
「とにかく行こう工藤君、蘭ちゃん助けな。」
「お、おう。」
お馴染みのケンカ話に、原因に対する探究心も起きぬまま呆れていた新一ですが、
蘭の名前に正気に戻り、道を開けるよう、いばらに命ずる和葉の後に従いました。
さすが魔公爵の娘の命令だけあって、いばら達は従順に、
誘導するかの様に城までの道を開けて行きます。
「でも・・・。」
前を行く和葉が、ぽつりと声を漏らします。
「平次・・・蘭ちゃんの事、好きなんかな・・・。」
道を開ける、いばらの音に紛れてしまう程の、小さな、小さなつぶやきでした。
「・・・・・・。」
平次の前では素直になれない和葉の、
想いの一端を見る様な言葉に、新一はどう答えて良いかわからず、
ありとあらゆる謎を解くと謳われたその頭脳をめまぐるしく回転させました。
あれ、何かそれって勇者っつーより賢者だな。
しかし、
「でも・・・蘭ちゃんの気持ちは別にあるんやし、
やっぱり平次の好きにはさせへん!! 行くで!!」
「あ、ああ。」
新一が言葉を紡ぎ出すよりも早く、和葉は自己完結する様にそう言葉を発し、
城へと進む速度を速めました。
女の子同士の会話として知る所であるのか、
「蘭の気持ち」などという、新一にとって最も気になる一言を残して。
つづく
<短期集中連載・RPGの魔王は何故さらって来たお姫様に助平な事をしないのか 5>
「和葉ちゃん!! 何処行ってたんや、皆心配してたんやで。」
魔王の城の門前にて、門番を勤める大滝が、
和葉の姿を見るなり、ホッとした表情で駆け寄って来ました。
「ごめんな心配かけて・・・。それより平次は?」
大滝の言葉に自分が城を出ていた事を思い出すも、
今は蘭の無事が優先と、和葉は間を置かず、大滝に平次の所在を確かめました。
「平ちゃんなら、さっき連れて来た東のお姫さんと西の塔に入っとるで。
けど、何や『今は誰も近づけるな。』言うて、ほれ、あの通り・・・。」
言って、大滝は門から見える場所に位置する西の塔を指差しました。
しかし、大滝の示唆する通り、西の塔の頑丈な扉は硬く閉ざされています。
「・・・近づけるなって・・・近づけるなって、何するつもりやねん!!」
大滝の言葉に、持ち前の想像力をフル回転させた和葉は、
電光石火の如く怒りをあらわにし、
次の瞬間には、新一や大滝が止める間も無く、
魔法の呪文を発動させていました。
「アイキドーーーッッ!!」
バゴォォン!!
火竜の如き炎が地を駆け、次の瞬間には数十メートルは先にあった塔の扉は、
跡形も無く、吹き飛んでおりました。
「行くで!! 工藤君!!」
「あ、ああ・・・。」
勇者新一、当初は現在の和葉くらいの勢いで、
魔王平次を倒すべく旅立ったはずなのですが、
今や完全に圧倒されておりました。
つづく
<短期集中連載・RPGの魔王は何故さらって来たお姫様に助平な事をしないのか 6>
西の塔は地上120メートルという高さを誇っていましたが、
和葉も新一もそんな事はものともせず、一気に最上階まで上りつめました。
「ここか!!」
塔の最上階に位置する部屋の前で、新一がその扉に手をかけようとした時です。
「駄目よ服部君、そんな乱暴な・・・。」
服部君って何だ。
いや、問題はそこでは無く、
何故か平次を「服部君」と呼ぶ蘭の、そんな言葉が扉の向こうから漏れ、
仮にも魔王の城の扉がそんな安普請で良いのかって感じですが、
とにかく漏れて来たその声に、新一は頭の中が真っ白になり、
次の瞬間には魔法の呪文を発動させておりました。
「シンジツハイツモヒトーーーツッッ!!」
バリバリバリッッ!!
瞬く間に雷が扉を包み、中には影響を及ぼさぬ状態で、一瞬にして扉を消滅させます。
「蘭!!」
ちくしょう服部ただじゃおかねぇ許さねぇ関西人がもっとも嫌がる方法でしとめてやる、
それって何だ? 納豆責めか? たこ焼きでご飯食べるんですかって聞く事か? 阪神ネタか?
ちょっと待てそれじゃ殺れねぇ落ち着け俺犯人はこの中にいる!!
錯乱した頭脳でありとあらゆる服部葬りネタを考えつつ、新一は部屋の中へと足を踏み入れました。
そういやこいつも「服部」とか呼ぶんだよなー、いい加減ツッコミも面倒くせぇなー。
つづく
<短期集中連載・RPGの魔王は何故さらって来たお姫様に助平な事をしないのか 7>
中の様子については、新一にしろ、和葉にしろ、
必死に考える事を避けていたのですが、
二人が足を踏み入れた空間の光景は、
おおよその考えとはまったく違うもので、
二人はしばし、あっけに取られて戸口の所にたたずみました。
「新一・・・。」
「和葉・・・。」
それぞれの幼なじみの襲来に驚いた表情を浮かべる平次と蘭は、
何と部屋の真ん中に置かれた円卓で、二人でのどかにお茶を飲んでおりました。
部屋の中は貴賓室よろしく、清潔で品の良い調度品によって整えられています。
部屋の扉を除いては。
「どうしたの新一・・・。あ、和葉ちゃん、帰って来たんだ!!」
「う、うん・・・。」
突如として飛び込んで来た新一に呆然となったものの、
その後ろにひかえる和葉を認めると、蘭は嬉しそうに微笑みました。
「じゃあ私はこれで帰るから、服部君。」
「あ、ああ、すまんかったな姉ちゃん。」
和葉の登場に安心した様に、蘭が平次に向かって帰宅の意を告げると、
平次はやや気後れした様な返答を返します。
そんな平次の横をすり抜け、和葉に「今度会おうね。」と囁くと、
新一と平次がお互いに何か言うよりも早く、
蘭は新一を促して、塔を降りて行ってしまいました。
つづく
<短期集中連載・RPGの魔王は何故さらって来たお姫様に助平な事をしないのか 8>
「おい・・・蘭、どういう事なんだよ!!」
悠然と塔の階段降りて行く、前方の蘭に向かって、
新一が声を張り上げます。
「どういうって・・・あそこにいたらお邪魔じゃない?
せっかく和葉ちゃんが帰って来たんだし。」
「邪魔って・・・お前、服部にさらわれたんじゃ・・・。」
「はあ? 何で私が服部君にさらわれるの?
服部君が呼びに来たから、私ちょっと出掛けて来るってお父さんに言ったけど・・・。」
「聞いてねぇぞそんな事。今国じゃあお前がさらわれたって大混乱だよ!!」
ちなみに伝言を頼まれた王様、この設定だと王様になるのでしょうが、
小五郎は酒場で飲んだくれており、
伝言どころか自分が一国の王である事すら、すっかり忘れ去っておりました。
「ええっ!? 大変!! じゃあすぐに帰らなきゃ!!」
「それは・・・阿笠博士が作ってくれた『何か』が森を出た所にあるからすぐ帰れるけどよ、
その・・・服部が何でおめぇを呼びに来るんだよ。」
急いで帰ろうとする蘭を引き止める様にそう言って、
新一はそっぽを向いたまま言葉を続けました。
「ああ、服部君ね、和葉ちゃんの事怒らせちゃったみたいでね・・・。
まぁ、相談かな。本人はそうは言わなかったけど。」
そう言って蘭は「ずいぶん乱暴な言い方しちゃったみたいだし。」などとつぶやきつつ、
しみじみと頷いています。
どうやら先程新一が扉の前で聞いた蘭の言葉は、その一件についての事だったのでしょう。
・・・・・・そんなくだらねぇ事の為に俺は寿命が縮まる様な心配を・・・。
萎えかけたはずの服部葬りネタが、新一の中で再沸騰を始めました。
つづく
<短期集中連載・RPGの魔王は何故さらって来たお姫様に助平な事をしないのか 9>
「・・・ね、新一。」
平次への怒りを渦巻かせる新一に対して、
階段の下から見上げる様にして蘭が問いかけます。
「何だよ。」
「その、もしかして心配してくれたの?
私がさらわれたと思って。」
「な・・・。」
蘭の、真っ直ぐな瞳に見つめられたまま問いかけられ、新一がたじろぎます。
「そ、そんなんじゃねぇよ。」
「ふぅん。」
答えとも言うべき動揺を見せつつも、新一は否定の言葉を発し、
蘭はその言葉を額面通りに受け取ったのか、少しだけ、つまらなそうにそうつぶやきました。
「とにかく帰るぞ。」
やや赤くなった頬を隠す為か、
新一は素っ気なくそうつぶやくと、すたすたと蘭を追い越して階段を降りて行ってしまいます。
「うん。」
それでも、この場所にいる事に嘘はなく、共に帰る事も紛れも無い事実で、
蘭は柔らかな笑みを浮かべると、新一に並びました。
そしてお姫様は、勇者と共に我が国へ。
思えば新蘭って初めて書いたけど、こんなんで良いんかなー、駄目なんかなー。
つづく
<短期集中連載・RPGの魔王は何故さらって来たお姫様に助平な事をしないのか 10>
一方、塔の最上階では平次と和葉が、
お互いに一言も発しないまま、この空気をどうしたものかと思案に暮れておりました。
思えば、数日前にケンカをしたきり、ずっと顔を合わせていなかったのです。
「・・・どこ行っとったんや今まで。」
沈黙に耐えかねたのか、平次がようやく静かにその口を開きました。
「へ、平次に関係ないやろ。だいたい何考えとんの、あんな・・・あんなふざけた真似したりして。」
「ふざけた真似って何やねん。」
「・・・蘭ちゃん、さろたりして。工藤君、怒っとったで。」
「さらったぁ!? アホか!! そんな事してへんわ!!
だいたい何でお前が工藤とおんねん、工藤ん所におったんか!?」
「おれへんよ!! 工藤君、あんたが蘭ちゃんに変な真似せんように来たんやないの!!」
「変な真似って何やねん!!」
「・・・・・・。」
勢いに任せていつもの如き口喧嘩を繰り広げている内に、
平次の怒りが真に迫って来た事を悟り、和葉は気圧された様に黙り込みました。
実際、平次の怒りは和葉が新一といた事にも向けられていたのですが、
和葉はそんな事には気づかず、
「・・・せやから、あんたが蘭ちゃんの事・・・その、好きで・・・。」
と、言いにくそうにつぶやきました。
いばらの森でつぶやいた言葉と同様のつぶやき、
その言葉はまるでいばらの様に、平次ではなく、自分の心へと向かっているかの様でした。
つづく
<短期集中連載・RPGの魔王は何故さらって来たお姫様に助平な事をしないのか 11>
「・・・何で俺があの姉ちゃんの事好きやねん。
姉ちゃんに来て貰たのは・・・・・・お前が怒っとるからやろ。」
蚊の泣く様な和葉の言葉に、平次は憮然とした態度を崩さぬまま、
そんな言葉を口にしました。
「あたし? 何であたしが・・・関係ないやん、訳のわからん事言わんといてよ!!」
意味不明な平次の物言いに、和葉は失いかけていた覇気を取り戻し、声を張り上げました。
「関係あるわ。」
「な・・・。」
「訳がわからん言うんならそれでもええ、
けどずっと怒って・・・また出て行く言うんなら、もっと訳のわからん真似すんで。」
「な、何言うとんの・・・。」
実際の所、平次が蘭に来て貰ったのは、
どうすれば和葉が怒りを解くかが、同性である蘭にならばわかると考えての行為だったのですが、
誰にも知られまいと塔の最上階にこもる程の考えを、
当の和葉に言えるはずはありませんでしたし、
ましてや普通に謝るなどという行為は、天地が引っ繰り返っても無理な話でした。
ただ一言、
「せやから、側におれや。」
ぶっきらぼうにそう、告げる以外には。
つづく
<短期集中連載・RPGの魔王は何故さらって来たお姫様に助平な事をしないのか 12>
「な、何・・・。」
相手の言葉の意味はもちろん、自分が返す言葉もわからないまま、
和葉は平次を見つめました。
しかし平次はそれ以上、その事については何も告げず、
「茶。」
と、蘭と共に飲んでいたティーカップを和葉に向かって突き出し、
「・・・東の人間の入れたんは薄くて口に合わんわ、さっさと入れろや。」
と吐き出す様に言葉を続けました。
「な・・・蘭ちゃんにお茶入れさせたん? お客さんやのに・・・。」
随分と横柄な態度だと思いつつも、
外の人間に対する態度を先に叱咤しつつ、
和葉はため息をつきながら平次の手からティーカップを受け取り、
お茶の準備を始めました。
平次の分と、自分の分と。
そうしてまた、いつもの時間。
お姫様と勇者が自分達の国に帰った様に、
妖精と魔王もまた、自分達の城で二人の時間を刻み始めるのでした。
表題・RPGの魔王は何故さらって来たお姫様に助平な事をしないのか。
解答・幼なじみの妖精が好きだから。
終わり
<当時の後書き>
だーいじょうぶかー(問い掛け。)。
ああ・・・まただらだらと訳のわからない連載を・・・。
いや、このお話はちょっとやってみたかったのですが、
得意のツッコミ童話とはいえ(てめぇだけが得意と信じる謎ジャンル。)、
FQパラレルより数段ふざけた作りになっている為、
さすがに創作の部屋に置くのは無理だろうと(誰かに許可貰ってんのか。)、
困った時はあれだよあそこだよ、ハナ日記、っつー事で。
そんな訳で楽しみつつ書かせて頂きました、
「RPGの魔王は何故さらって来たお姫様に助平な事をしないのか」
・・・あまり人様には繰り返して言って欲しくないタイトル(誰が言うんだ。)。
いや、長年の疑問だったのですが、万国共通の結論としてはこうだなと。
わかってるとは思うが、あのゲームはやらかしますよ!!
などと言って、ギャルゲイのタイトルをあたしに告げない様に。
そんな訳で楽しかったなぁ・・・妖精の和葉が・・・(またそれか。)。
いや、悪魔っ子同様に、こうレオタァドティックな衣装で、背中には羽根、
ああん、和製ティンカーベル!! ティンクーーー!!
しかも魔公爵の娘っすよ、そらもう、怪子ちゃん好きの花屋堂にはたまりません。
ああすみません、ビジュアルについてまったく描写しなかったクセに一人で盛り上がって。
何か魔王の側にいる妖精って設定だけでご飯何杯でもな、そんなお話でした。
<現在の後書き>
この創作は「魔王様と妖精ちゃん」
その後に描き出した四コマは「魔王様と悪魔ちゃん」
統一感好きな割にこの違いはなあぜと思ったが、
こちらはRPGで、向こうは魔界だからという・・・我ながらどうでもいい。